強欲な俺
第1章 すべての幕開け
深夜2時――――――――
そこは暗い一室。そこではテレビの光とパソコンの光しかない。
あとは一人の男がいることくらいだろうか。その男はテレビの前に座ってじっと画面を見つめていた。
次の日の朝――――――――
俺はパソコンから流れるアニメソングで目を覚ました。
「狂、起きろ」兄が声をかけてくる。
「起きてるよ・・・・・・」俺は目を擦りながら返事をする。
「じゃ、飯食って早く学校行けよ」「・・・・・・」俺はもう返事をしない。
「学校行けよ」という言葉が頭の中をめぐっていた。
それから数時間後――――――――
もちろん俺は学校に行かなかった。なぜかって?それは俺「古田狂」が・・・・・・
ニートだからだ!
「そういえば今日は月曜だったな」思い出したようにつぶやいた。
レベルの低い(逆に言えば高い)ニートは母親に「母さん、ヂャンプ買ってきて」というだろう。しかし俺は違う。
俺はヂャンプは自分で買いにいくニートだからだ!
コンビニにて――――――――
「おー、あったあった。今週のヂャンプだ」ヂャンプを棚から取り上げながらいった。
俺がレジにヂャンプを持っていこうとしたときだった。
「おっ!狂じゃん!」後ろから声がした。荻野だった。
荻野は高校のときの友人である。現在は近くの学校に通っているらしい。
「ん?ああ荻野か・・・・・・」俺はヂャンプを早く読みたい気持ちでいっぱいだった。
「」